あの問題を解決@エラッタ
4月に数年ぶりに自作パソコンを作り、その後は大きな問題なく運用を続けています。
しかし、Intel製CPUにエラッタと呼ばれる設計の欠陥が見つかっています。

Skylake/Kaby Lakeでシステムクラッシュを引き起こすエラッタが発見。BIOS更新が必要 - PC Watch

記事には難しいことが書かれていますが、簡単にまとめると
Intel Core i7の6000番台と7000番台のCPUかつHTテクノロジ有効にしている場合
正常動作できなくなる不具合が潜在しているようです。

ほとんどのパソコンでHTテクノロジは初期値だとONになっていますので
6000番台、7000番台のCPUを載せたパソコンは不具合の対象と言っても
過言ではありません。

CPUを修正することはできないため、マザーボード側のBIOSより
マイクロコードを読ませることによる修正を行うようです。

BIOS最新情報
私が使っているマザーボード(MSI Z270 GAMING PRO CARBON)でも
BIOSが新しくなり、CPU不具合を修正するマイクロコードがついたようです。
早速BIOSを更新してみることにしました。更新手順はとても簡単で、
ダウンロードしたBIOSのファイルをUSBファイルのルートディレクトリに置いておくだけです。

BIOS読み込み画面
PCの電源を入れてBIOS設定画面を表示させ、BIOS更新機能を呼び出します。
するとUSBで接続されている外付けHDDとフラッシュメモリが検出されました。
USB接続であればフラッシュメモリ以外でも行けるようですね。

更新中
BIOS更新をスタートさせました。更新は約2分くらい時間かかりましたが
特にトラブルなく最新バージョンへ更新できました。
BIOS更新されると設定値が初期化されるので起動ドライブの順番など
直しておく必要があります。

こんな感じで不具合のない状態へメンテナンスすることができました。
不具合対策が簡単にできるのも自作パソコンのメリットですね。
| パソコン関係::自作パソコン・自宅サーバ | 23:59 | コメント(0) |
わかると簡単@Win10に表示される謎の端末名
自宅のメインPCを自作パソコン7号機(Windows10)にしてから
気になる挙動が1つあります。

謎のスマホ端末
ネットワーク(ネットワークコンピュータ)を開くと
自宅LANには見たことのないスマホ・タブレットのデバイス名が
表示される現象があります。

見知らぬデバイスのMACアドレスは確認可能
プロパティを見るとSony製Xperia X Performanceのようです。
私が現在持っているスマホ・タブレットはAppleのiPhone6s、
iPad Air2だけでありXperiaは買ったことがありません。

見知らぬスマホ・タブレットが表示される現象は規則性がなく
突然出現して、突然消える感じです。
また見るたびに機種名がころころ違う点も特徴かと思います。


特定の型番であれば、不正アクセスを真っ先に疑うのですが
あまりにも規則性がないため不思議に思いながら調べたところ

①家庭LAN内に、WPS機能を有効にしている無線LANがある
②Windows8、Windows8.1、Windows10が動作しているパソコンが家庭内LANに接続
③近隣住民のスマホ・タブレットがWPS機能を使って無線LANを検索する


という3つの条件が揃うと、見知らぬスマホ・タブレットが
PC上に表示される現象が発生するようです。

WPS機能とは、無線LANの接続設定をワンタッチで登録できるための機能です。
無線LANはSSIDや暗号化設定など、細かな設定を入力しないと
接続できませんが、その手間がなくなります。

WPSは無線LANとスマホで同じタイミングで自動登録を
開始させないといけませんが、自動登録が動作していない無線LANでも
WPSのリクエストを受信したら、有線LANに情報を流してしまうようですね。

Windows10の自作パソコンは有線LANのみで繋いでいますが
[WPS中の見知らぬスマホ]→[自宅の無線LAN]→[HUB]→[自作パソコン]
というルートで自動登録中の情報を拾ってパソコンに
表示されたのが原因と分かって一安心しました。これはWPSの仕様だそうです。

無線LAN設定画面(WR9500)
自宅では無線LANはノートパソコン、3DS、スマホ、タブレットを接続していますが
WPSは使わないので、この機会にWPSを無効にしました。
写真の通り、無線LANの設定画面を開いて設定を変更します。

対策完了
すると、設定変更をした瞬間にネットワークに表示されていた
デバイスが消えました。NEC製の無線LANは再起動せずに反映してくれる
設定項目がたくさんあるので、こういうときのメンテナンスが楽で良いですね。

WPSの仕様なので特に害はないと思いますが
気になる方はWPSをオフにして無線LANを運用するようにしてください。

| パソコン関係::自作パソコン・自宅サーバ | 17:20 | コメント(0) |
ちょっとした工夫で耐障害性アップ@自作パソコン制作・弐
引き続き、新自作パソコンの話題です。
前々回は自作パソコン7号機の概要を紹介して、
前回は自作パソコンの組み立てをして、最低限の動作確認を行いました。

今回は、SSD取り付けとOSインストールの作業を紹介したいと思います。

■SSD取り付け
いままでメインPCのシステムドライブは
ずっとハードディスクを使ってきました。

しかし、数年前からサブPCや自宅サーバ、ノートパソコンは
徐々にSSDに置き換えていたので、起動速度の速さや消費電力の低さなど
ランニングコストが抜群に良いことは日頃から実感しています。
いよいよメインPCもハードディスクではなくSSDを導入することにしました。

SSD
いままでSSDはIntel製を買ってきていましたが、現在は
様々なメーカからSSDが販売されています。その中で容量もあり
通信速度も高速なCrucial CT525MX300SSD1を選ぶことにしました。
このSSDはメモリチップにMicron製3D NANDを採用し、
コントローラはMarvell製88SS1074が採用されています。

Marvell社は、10年近く前から私の勤務先(電機メーカ)でも製品に
使用していることもあり、その後はiPhoneにも採用されるほど
大きな実績のある半導体メーカです。かなり気合の入っている
SSDだと思い、こちらのモデルを2個買うことにしました。

SSD取り付け完了
SSDを取り付けます。通常はハードディスクと同じ
3.5インチベイに変換マウンタを介しての設置が多いと思いますが
今回購入したPCケースは、マザーボード裏側のあたりに
SSD専用の設置スペースが用意されています。しっかり冷却もできて、
邪魔にならない場所に取り付けできるのは素晴らしいです。

BIOS起動画面
SSDを取り付け、電源ケーブルとSATAケーブルを接続したら起動させます。
BIOSで2台のSSDが認識サれていることを確認します。特に問題なさそうですね。

■RAID1構築
ここからはチップセット機能のIRSTによりRAIDを構築して
Windows10をセットアップしていきます。
BIOS初期設定だとIRSTの機能が無効になっていますので、
IRSTを使うにはAHCI ModeからRAID Modeへ設定値を変更します。

IRST設定画面
RAID Modeに変更すると、電源を入れた直後UEFI BIOSの画面が出る前に
IRSTの画面が一瞬表示されるようになります。このときに
[Ctrlキー]と[iキー]を同時押しすると、IRSTの設定画面に入れます。

RAID1構築
ここで2台のSSDをRAID1にするよう設定をさせます。
ミラーリングに設定するだけなので、処理時間もかからず簡単に構築できます。
自作パソコン向けのマザーボードだと自由度がすごく高いですね。

あと、今回は新品SSDなので問題はありませんが、写真にある通り
データ保持したままRAID構築はできませんので注意してください。

RAID1構築完了
RAIDが構築できると、ステータス表示が「Member Disk」となります。
ここでは2個のSSDが別々に見えますけど、OSからは1つのディスクに見える状態です。

■Windows10インストール
Windows10 DSP版メディア
Windows10 Pro DSP版のDVDメディアを入れて新規インストールを開始します。

パーティション作成画面
Windowsのインストールになると、RAID1のことを意識することなく
パソコンが操作できます。ただし注意点が1つあり、
UEFIでDVDドライブを起動させる状態でセットアップしてください。
(GPTパーティションでシステムドライブが初期化できます)

Windows10のクリーンインストールは10分ちょっとで終わってしまいました。
インストールの段階で処理速度が圧倒的に速いようです。

完成
こんな感じで、新自作パソコンの構想が固まってから
1週間程度で完成し、今まで使ってきたPCからデータ・ソフト環境の
引っ越しに1週間ほど時間をかけ、無事に新自作パソコン7号機が
メインPCとして稼働するようになりました。

今まで作ってきた自作パソコンは、新しいパーツを使う程度の
ぼんやりしたテーマしかありませんでしたが、今回のように
「耐障害性アップ」「メンテナンス性アップ」「7~10年使う」のような
明確なテーマがあると、完成したときの達成感は全然違いますね。

コストパフォーマンスを追求するとBTO PCを選ぶ人が
どうしても多くなるかと思いますが、たまには自作パソコンに
チャレンジすると面白い発見があるかもしれません。
| パソコン関係::自作パソコン・自宅サーバ | 23:59 | コメント(0) |
黒色の多いパーツ@自作パソコン制作・壱
前回のブログ記事に引き続き、新自作パソコンの話題です。
自作パソコン7号機の概要やまとめは書きましたが
組み立ての様子を書いていなかったので紹介します。

自作パソコンの組立方法は、あまり決まりはなく
以下に紹介するのは私の自己流の組立方法です。

※ダイジェストで簡単に書きます。詳細版は近日中にホームページに掲載します。

■マザーボードを箱から出す
マザーボード取り出し
マザーボードを取り出し、机の上に置きます。
ただし、机に直接置かず黒またはグレーのスポンジを敷いておきます。
スポンジはマザーボードの箱に入っていますのでそれを利用します。
※スポンジは導電性・非導電性のものがあります。
 導電性を使う場合は通電確認せず、必ず段ボール箱の上または
 PCケースに組み込んでから通電するようにしてください。

■マザーボードにメモリ取り付け
メモリ取り付け
まずは、マザーボードにメモリを取り付けます。
メモリは取り付け・取り外しが簡単なので、どのタイミングで
作業しても問題はないのですが、私の場合は忘れないうちに
取り付けるため最初につけています。

メモリの取り付け位置
メモリを接続するスロットは2~4箇所ありますが、基本的には
どこに接続しても動作します。ただし、私が購入したマザーボードは
最初に接続する場合はスロット2(DIMM A2)、2枚取り付ける場合は
スロット2と4(DIMM A2、DIMM B2)に取り付けるように指示がありました。
指示がある場合はそれに従ってください。

■CPU取り付け
LGA1151
CPUソケットにある、マザーボードの保護カバーを外します。
LGA1151なので接点が1151点あるものになります。
保護カバーがついているほど壊れやすい場所ですので、
CPU取り付けまでに、ここに物を落とさないよう注意してください。

Intel Core i7 7700K
Intel製Core i7 7700KのCPUです。自作パソコンの部品で
もっとも値段の高いパーツで、これだけで4万円もします。
昔はCPUを買うと、純正クーラーがついてきましたが
最近は別売りのようですね。

CPU取り付け
CPUをソケットに取り付け、固定させます。
固定レバーを下ろす時にマザーボードが多少きしむ音がしますが
それくらい力がかかるのが普通のようです。固定させるには
多少力が必要です。(DDRメモリ固定と同じくらいの力)

■CPUクーラー取り付け
シリコングリス塗布
CPUクーラーを取り付けます。
まずはシリコングリスを薄く塗っていきます。
薄く塗るコツとしては、透明プラスチックの使い捨てスプーンを
ヘラの代わりにして使うときれいに薄く伸ばせます。

薄く均一に塗る
こんな感じでヒートスプレッダ(銀色の部分)が
隠れる程度に塗ります。少なすぎても多すぎても良くありません。

CPUクーラー取り付け
CPUクーラーを取り付けていきます。最近の市販CPUクーラーは
大型化してますがマザーボード裏側に補強金具をつけることが
出来るため、ケースに入るサイズであれば気軽に使うことができます。

■マザーボードをPCケース取り付け
メモリとCPU、CPUクーラーを取り付けたら
マザーボードをPCケースに入れて固定させます。
ネジ穴が決まっていますので、所定の場所をプラスドライバーで固定させます。

■VGAカード取り付け
VGAカード取り付け
VGAカード(Radeon RX460)をPCI-Eスロットに取り付けます。
ミドルレンジモデルを買いましたが、一昔前のフラッグシップモデルみたいに
立派なクーラーとファンがついています。

■電源取り付け
650W電源
電源(SSR-650RMS)を取り付けます。
80PLUSゴールドの電源を使うのは初めてです。
昔から変わっていませんが4箇所をネジ止めすることで固定できます。

電源を取り付けたら、各パーツへ電源ケーブルを接続させます。
マザーボードにはATX電源とCPU供給の電源(8ピンのEPS12V)を接続させます。
VGAカードは6ピンの補助電源コネクタを接続すれば完了です。

■基本構成での動作確認
BIOS起動
マザーボード、CPU、メモリ、VGAカードの4点だけで
正常に電源が入りBIOSが起動するか基本構成でテストを行います。
初回の電源ONはCPUが交換されたことを認識するため、
画面に表示されるまで多少時間がかかります。

無事に起動して、Core i7 7700K定格の4.2GHzで駆動していることが確認できました。
最近のマザーボードはUEFI BIOSが動くので、設定画面が
GUIになって操作しやすくなりましたね。マウス操作で設定値が簡単に変更できます。

このあとSSDやDVDドライブ、ケースファンの取り付け・配線をしていきます。
続きは次回のブログ記事で紹介します。

| パソコン関係::自作パソコン・自宅サーバ | 23:59 | コメント(0) |
新自作パソコンを7年ぶりに制作
私が使っているパソコンは、2010年に作った
自作パソコン5号機を使っています。Core i7 860を搭載して
7年間活躍してきたのですが以下の問題が顕著に現れてきました。

■問題点
・PCの電源を入れてからWindows7起動完了までに10分かかる
・動画エンコードの処理能力が不足している
・今年メインデータ用のHDDが突然死を起こしたため、急いでデータ二重化を導入したい

これらの問題を解決させるため、新しく自作パソコン7号機を作ることにしました。
※6号機は自宅サーバとしてすでに稼働しています。

■コンセプト
・7年~10年使い続けることを想定して、CPUは高性能品を使う
・起動時間の遅さが問題にならないようSSDを使う
・Intelチップセット機能IRSTのRAID1(ミラーリング)を使う
・保守性の良いPCケースを使う
・予算は当初10万円→18万円に引き上げる (CPUとSSDが高くつくため)

このコンセプトを満たすために、以下のPCパーツを購入しました。

■自作パソコン7号機 構成
自作パソコン7号機 購入パーツ
【CPU】Intel Core i7 7700K (LGA1151 4.2GHz~4.5GHz)
【MB】MSI Z270 GAMING PRO CARBON
【メモリ】Corsair CMK16GX4M2A2666C16 (DDR4 8GBメモリ2枚)
【SSD】Crucial CT525MX300SSD1 (525GB SSD 2台 RAID1)
【VGA】SAPPHIRE NITRO Radeon RX 460 4G D5 OC
【ケース】Define R5 (Black)
【電源】オウルテックSSR-650RMS (80PLUSゴールド 650W)
【CPUクーラー】Scythe 虎徹 SCKTT-1000
【OS】Windows10 Pro 64bit DSP版

いつもCPUは2万円くらいしかお金をかけないのですが
昔は自作パソコンを2年ごとに作っていたため、予算は
あまり割り当てませんでした。今回は7年以上使うことを想定して、
初めて4万円のCPUを購入しました。オーバークロック動作も
できるため長年現役で活躍してくれるものと期待しています。

本来OSはWindows7を使う予定でしたが、最新CPUがWindows10しか
対応していないため、DSP版Windows10を導入することにしました。
(Win7インストールは可能だがWindowsUpdateが動作しないように制限されている模様)

■自作パソコン組み立ての様子
自作パソコン7号機の内部
組み立ての様子については内容が多くなるため、
次回以降の記事に独立させ別途紹介していきます。

■ベンチマーク
①HDBENCH
HDBENCH
HDBENCHは桁数がオーバーして正確な値が測定できていません。
WindowsXP時代まではベンチマークの指標として使いましたが
今回をもってベンチマークとしての測定は終了します。

②super PI 104万桁:8秒 ※1コアのみの動作

③FFベンチ3(LOW/HIGH):約12500/約11500

④FF XIVベンチ(DirectX9版、高品質デスクトップPC):8772

⑤CrystalDiskMark:HDDより書き込み速度が5倍以上、読み込み速度が10倍以上になる
CrystalDiskMark
※CT525MX300SSD1はRead 530MB/s、Write 510MB/sの仕様となっています。
 2台使いRAID1を構成しているため、読み込みは約2倍の速度が出ています。

⑥Windows10エクスペリエンス インデックス
※GUIで実行できないためCUIでコマンド実行して測定しています
Windows10エクスペリエンス インデックス

⑦CPU MARK:12108
CPU MARK

詳しいパーツ紹介は後日記事にしますがこんな感じで、
今までの自作パソコンの中では一番気合の入ったスペックになりました。
パーツ名で検索すると、どの部品も安くはありません。

自作パソコン5号機(左)と新自作パソコン7号機(右)
自作パソコンの組立作業は好きなのですが、Windowsを
新規インストールしてからドライバやソフトのインストール、クラウドの再設定など
ソフト側の環境構築が複雑すぎて大変なので、なるべく再インストールをしたくないことから
メインPCの使用年数が徐々に伸びてきていると思います。


今回の自作パソコン7号機のおかげで、5号機の問題点をすべて解決できました。
①起動時間の問題
 起動時間10分→起動時間30秒に短縮 (20倍高速化)
②エンコード処理の問題
 CPU処理速度が約3倍に向上
③HDD突然死の対策
 寿命の長い大容量SSDを導入してRAID1ミラーリング構築
 数値化して比較するのは難しいですが、HDDの故障率を
 約2%と仮定した場合、RAID1構築の突然死の確率は計算上
 約0.04%となり故障率は約50分の1に低減
 ※設計不良や外部要因によって同時に壊れる確率は
   もう少し高いと思いますが、家庭内の用途では
   特に気にする必要のない故障率と考えています。


また、自作パソコン7号機は消費電力がかなり下がりました。
今まで使った5号機とワットチェッカーで比較してみたところ、以下の結果となりました。

自作パソコン5号機:アイドル時170W ベンチマーク時220W
自作パソコン7号機:アイドル時50W ベンチマーク時120W 

つまりアイドル時は70%も省エネであり、
ベンチマーク時でも45%省エネになったという驚きの結果が出ました。

SSDで可動部品が減ったことと、80PLUSゴールドの電源を使用して
変換効率が上がったこと、CPU、VGAカード、マザーボードの
省電力機能がかなり進歩した結果だと思います。

久しぶりの自作パソコン制作でしたが、予想以上に収穫がありました。
設計コンセプトにあったように7~10年は現役で活躍できるよう頑張って欲しいと思います。

| パソコン関係::自作パソコン・自宅サーバ | 23:59 | コメント(2) |
しっかりバックアップ@RAIDケース導入
前回の記事に引き続き、ハードディスク関係のお話となります。

メインデータ用ハードディスクが前兆なく壊れてしまったので、
今度のハードディスクはデータの二重化をしていきたいと思います。

一番簡単で安上がりなのは、ハードディスクやBDメディアを買って
定期的に手動バックアップすることですね。ただ面倒くさがりな自分だと、
最初の数ヶ月しかやらなくなるのが目に見えています。

そこでRAIDケースを初めて導入することを決めました。
RAIDとは、2台以上のハードディスクを使って1台の
大きなハードディスクにまとめて使えるようにするためのものです。

RAIDにはRAID0、RAID1、RAID5等のモードがいくつかあるのですが
私は2台のハードディスク両方に、常に同じデータが保存されるRAID1を使います。
片方のハードディスクが壊れても、残り1台のデータを使って復元ができます。

RATOC RS-EC32-U3R
RAIDケースはいろいろなものがありますが、
今回はRATOC製RS-EC32-U3Rにしました。
USB3.0接続対応のRAIDケースです。

RAIDケース本体
RAIDケース本体です。
予想よりもかなり小さく、内蔵ハードディスクを3個
積み上げたくらいのサイズしかありません。
フロント以外の筐体は金属製になっています。

背面
RAIDケース背面です。RAID動作モードがLEDで点灯するようです。
DIPスイッチがあり、故障時のブザー鳴動設定やPC連動設定ができます。

Seagate製4TBハードディスク×2台
新しいハードディスクです。さすがに同じ3TBモデルは買えませんので
Seagate製ST4000DM005を2台買いました。
また、念のため2台は同一ロットを防ぐため(故障タイミングをずらすため)
購入店舗をそれぞれ違う店にしました。

左はNTT-Xストアで購入し製造月は2016年11月
右はamazonで購入し製造月は2016年12月でした。

ST4000DM005は中に入ってる円盤(プラッタ)が3枚に減り
消費電力がだいぶ下がっているようですね。
回転数が5900rpmであることも1つですが
使用電力が5V550mA 12V370mAと書かれていました。

セットアップはUSB接続のハードディスクケースとほとんど同じです。
唯一の違いは、フォーマットする前にRAID設定をする必要があります。

RAID設定前
RAIDケース付属ソフトの監視マネージャーから、ケースに
取り付けたハードディスクの動作設定を変更します。
初期値はSINGLEで、外付けハードディスクが2台ある状態になっています。

RAID1設定後
RAID1を設定してみました。2つあったハードディスクが1台になりました。
また、監視マネージャーの方でGPT初期化とNTFSクイックフォーマットも
自動で行われます。

監視マネージャーから1台ずつのHDDステータス確認可能
RAID設定すると、Windows上からは1台のハードディスクにしか見えなくなります。
普通に使う分にはまったく問題ないですが、1台1台の状態については
監視マネージャーから確認ができます。S.M.A.R.T.の値もチェックできます。

冷却ファン動作設定
RAIDケースには冷却ファンがついています。
普段は停止していますが温度が上昇すると自動で冷却ファンが回ります。
温度設定の初期値45℃ですが、お好みに合わせて温度を下げることもできます。

リビルドの設定
このRAIDケースは、業務用に負けない機能があり
片方のハードディスクが故障したとき、電源を入れたま
新品ハードディスクへの交換が可能になっています。
交換すると、自動でデータ復元が始まるようです。

このとき、PCからのデータ読み書きもできるのですが
復元動作をどれくらい優先するか設定できます。
基本的に初期値の90のままで良いと思います。



■まとめ(◎、◯は長所 △、×は短所)
◎電源入れたまま自動リビルド可能
 家庭用のRAIDは、故障した場合は電源を切って
 ハードディスクを入れ替える必要があります。
 この製品も家庭向けですが、法人向け(業務用)と同じ機能があり
 電源を入れたままハードディスク交換ができます。
 またリビルド中にUSB接続を外しても、RAIDケース単独でリビルドを続けてくれます。

◎コンパクトで丈夫
 購入したときに、筐体の小ささに驚きました。
 中学生が使う小さな英和辞書くらいのサイズなので置き場所に困りません。

◎メーカWebサイトの情報が豊富
 どういうRAIDの使い方ができるのかFAQの情報が豊富です。
 疑問点・不安点を解消した状態で購入できた製品は珍しいです。

◎付属ソフトの監視マネージャーが使いやすい
 付属ソフトでRAID設定や、ハードディスクの状態がチェックできます。
 やりたいこと、知りたい情報がすべて付属ソフトに搭載されていて
 完成度が非常に高いです。
 また付属ソフトがなくても、RAIDケース単独でRAID設定もできるようです。

○値段が安い
 RAIDは信頼性や読み書きの性能をあげる効果をもつシステムなので
 製品は値段の高いものが多いのですが、このRAIDケースは1万円せず
 7000円くらいで購入できます。USB外付けハードディスクの感覚で使えます。

△横置き不可
 横置きもできそうな作りなのですがメーカーは横置き禁止になっています。
 SATAコネクタの負荷を考慮してのことだと思いますが、自由に置けたらさらに便利です。

△ファンの排熱性能が今ひとつ
 今回は低速回転のハードディスクを2個付けているので
 あまり問題ではないですが、冷却ファンの排熱性能があまり良くありません。
 7200rpmモデルで発熱の多いハードディスクは注意が必要です。
 その代わり冷却ファンの騒音はかなり静かです。

珍しく×の項目がありませんでした。RAIDケースは初めての購入ですが、
7000円くらいでこの機能・性能があることに驚いています。
かなりコストパフォーマンスは高い製品ですね。

自宅サーバでもこのRAIDケース導入を考えています。
個人でも気軽にRAIDが使えるようになりましたね。
| パソコン関係::自作パソコン・自宅サーバ | 16:02 | コメント(0) |
冷却しても効果なし
自宅で使っているパソコンは数年前に作った自作パソコンです。

今でもパソコンは好きですが、自作パソコンの趣味はかなり落ち着いてきて
よほど性能に不満がでない限り、パーツ交換や買い替えをしなくなりました。
お金の無駄遣いが減ったのは良いこと・・・と思っていたのですが
パーツ交換をしないことで、ひとつ大きなトラブルが起きてしまいました。

なんとデータ記録用に使っている3TBハードディスクが突然故障してしまいました。
しかも故障は、起動時ではなくアイドリング状態でmp3ファイルを
再生しているときに発生しました。

音楽再生はCD音飛びのようになってしまったので、最初は
DDRメモリの接触不良でも起きたのかと思っていたのですが
ハードディスクからヘッドが読み書きのリトライを繰り返す音が聞こえたので
その瞬間ハードディスクの故障であることが分かりました。

ハードディスクにはS.M.A.R.T.と呼ばれる動作記録があって
稼働時間、電源投入回数、動作エラーなどを必ず記録しています。
そこの値を監視して、ハードディスクの寿命が近づいた時は
すぐ交換できるようにしていました。

普通ハードディスクの故障は読み書きが遅くなったり
不良セクタが徐々に増えるなどの前兆がありますが
今回は前兆がなく突然起きました。これには驚いてしまいました。
冷蔵庫や冷凍庫入れて、ディスクの歪みを減らしした状態で
動かしたりもしましたが一切データ救出はできませんでした。

故障したモデルを調べると、ヘッドが壊れやすいらしく
私のように前兆なくいきなり発生して、ヘッドとあわせてディスクも損傷し
データ救出する前に一切動かなくなることも分かりました。

設計や部品に問題があったかもしれませんが、私が使ったハードディスクは
購入から5年経過して、毎日12時間近く使っていましたので
寿命が近くなっていたことは確かかと思います。
自作パソコンの趣味が盛んなときは、2~3年に一度ハードディスクを
交換していたので寿命がくるまえに変えていたため、このようなトラブルは初めてです。


故障した3TBハードディスクからのデータ救出は一切できなかったため
業者にデータ復旧サービスを依頼しようか迷っていたのですが
自分で試行錯誤することで、80%のデータを手に入れることができました。

①オンラインストレージより復元
 頻繁に使う重要なデータは、オンラインストレージと同期しているため
 クラウド上と複数PCに同じデータがありハードディスク故障に影響ありませんでした。 

②5年前まで使っていた1.5TBハードディスクから復元
 3TBハードディスクの前は1.5TBハードディスクを使っていました。
 1.5TBハードディスクも5年前に不良セクタが発生したため
 すぐに3TBハードディスクへデータを移して消去したまま5年放置してました。
 不良セクタがあるもののヘッドは壊れていなかったため、復元ツールを
 使い、5年前から保存していたデータのほぼ全てが救出できました。

③自宅サーバのファイルから復元
 自宅サーバには動画や音楽ファイルを置いてあるため、
 こちらから録画したファイルなどは復元できました。

故障した3TBハードディスクからデータ救出できなくても、
他に記録していた手段をかき集めたことで80%のデータは取り戻せました。
ハードディスク1本で運用していたら大惨事でしたね。

ただし消失したデータがあるのは間違いないので、
このようなトラブルは繰り返さないよう対策をしなければいけません。
定期的な手動バックアップが一番なのですが、常にデータがもう1つあるほうが安全なので
RAIDを考慮して、データの二重化を検討したいと思います。

| パソコン関係::自作パソコン・自宅サーバ | 23:59 | コメント(0) |
うまく高速化
自宅で使う自作パソコンはWindows7にしてから
4年が経過しました。この間なにもメンテナンスせずに使っていたので
最近は起動時間が遅くなってきました。

どれくらい遅いかというと、ハードディスクのアクセスが
終わるまでに18分くらい時間がかかります。
いつも帰宅直後に電源を入れて放置しているため、これだけ起動時間が遅くても
実際にパソコンに触り始める前には読み込みが終わっていたので
気にしてませんでしたが・・・PC再起動のときに、ようやく遅さに気が付きました。

パソコンの起動速度を高速化するには、いろいろメンテナンスが
あるらしいですが、まずは簡単なチューンアップから行ってみました。

今回はWindowsUpdateで使われるDataStoreの削除を行ってみました。
これは過去に更新したWindowsUpdate更新履歴のファイルなのですが
アップデートの取り消しをする予定がなければ削除して問題ありません。
(心配な方は圧縮して別のところに保存しておきます。圧縮すると結構小さくなります)

やり方は以下の3ステップです。

①サービスのWindowsUpdateを停止させる
 サービスの停止
 停止ボタンをクリックすると、WindowsUpdate機能が止まります

②C:WindowsSoftwareDistributionDataStoreへ移動し
 DataStore
 DataSotreフォルダ内にある「Logsフォルダ」「DataStore.edb」を削除する。

③サービスのWindowsUpdateを開始させる
 サービスの開始
 開始ボタンを押すと、DataStoreフォルダ内に再度ファイルが作られます。

④完了
 ファイル自動生成
 DataStoreフォルダ内に生成されたDataStore.edbは8MB程度であることが確認できます。

これだけで、起動時間が明らかに高速化します。
私の環境では、起動から18分かかったハードディスクのアクセスが
12分まで短くなり約33%高速化できました。

6分くらいまで短縮させたいので、
またチューンアップする方法が見つかれば紹介したいと思います。

| パソコン関係::自作パソコン・自宅サーバ | 23:59 | コメント(0) |
スムースにハードディスクを引っ越し
大学生の頃から自宅サーバーを作って稼働させていますが
ファイル記録用の2TBハードディスクの空き容量が減ってきたので、
新しいハードディスクへ交換することにしました。

もともと大容量ハードディスクを使うことを前提にして、2年くらい前に
自作サーバーを作りなおしてWindows7へ移行してます。

そのおかげで3TB以上のハードディスクも問題なく全容量が使えるようにしています。

初の4TB導入
しばらく3TBのハードディスクがお手頃価格でしたが
ようやく4TBも安くなってきたので買ってみました。
初の4TB導入です。Seagate製ST4000DM000で16000円の購入です。

2TB、3TB、4TBのハードディスク
ハードディスクのNTFSフォーマットには6時間近くかかった気がします。
マイコンピュータを開くと、2TB、3TB、4TBのハードディスクが
1台ずつ繋がっているのが確認できます。

この製品はハードディスクの回転速度が5900rpmと低回転モデルになっているので
ファイルサーバー用のハードディスクとしては最適な製品です。

基本的に自作サーバーのように負荷が少ない環境だと
ディスクが回転してアイドル状態の時間が長いので
低速回転モデルの方が消費電力が少なく、自宅サーバーとしては使い勝手が良いです。

自作パソコンを初めた高校生の頃は、120GBハードディスクがメインだったので
その時と比べると、かなり容量が増えました。
10TB容量の製品が出るのも結構近いかもしれませんね。

| パソコン関係::自作パソコン・自宅サーバ | 23:59 | コメント(0) |
新しい実家のパソコン紹介
今年のゴールデンウイークは実家に戻っていたのですが
そのときパソコンのハードディスクに不良セクタが見つかっていたので
新しいものを買い足すことになりました。

急遽購入することもあったのでパソコン工房で販売されている
BTOタイプのパソコンから、バランスの良さそうなものを選んでみます。

今回はLesance DT S4544-SSD-Sという機種にしてみました。

CPUはCore i5 3570(3.4-3.8GHz)、メモリ8GB、SSD120GB+HDD1TBという
性能で、通常使用ではかなりのパフォーマンスを発揮してくれる
スペックになっています。

OS起動側はSSDが入っているので、起動時間が恐ろしく速くて驚いています。
Windowsを起動しているときのアニメーションが最後まで出ることなく
デスクトップ画面が出るくらいなので・・・(^^;

3世代のパソコンが並ぶ光景
実家リビングに置いてあるパソコンです。
左から順に・・・
①1996年に購入したIBMパソコン (AMD K6 233MHz/Windows95→Windows2000)
②2003年に作った自作パソコン1号機 (Intel Pentium4 3.0GHz/WindowsXP)
③2013年今日買った新しいパソコン (Intel Core i5 3570/Windows7 x64)

となっています。
3世代違うパソコンが並ぶと、時代の流れを感じますね。

一番左のパソコンに限っては、LANポートがなかったのでISAバス接続の
カードを増設して、10MbpsリンクのLANが繋がるようになっている時代です。

記念すべき自作パソコン1号機が寿命を迎えてしまいましたが
丸々10年使えたというのは、大きな功績だったと思っています。

自作パソコンは現在6号機まであるので、来年あたり7号機を作ってみたいですね。

| パソコン関係::自作パソコン・自宅サーバ | 23:59 | コメント(0) |
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