良いサービスが改悪?@WiMAX速度低下
今日はこちらの記事を紹介します。

WiMAX 2+、CA対応で220Mbpsへ倍速化 ~WiMAXは帯域削減で速度低下。ルーターを無償でWiMAX 2+へ交換 - PC Watch

スマートフォンやデータ通信としてWiMAXが使われていますが
高速で通信できるWiMAX2+の通信速度が110Mbpsから2倍の220Mbpsに高速化するようです。

高速化自体は良いことではあるのですが、ここに1つ大きな落とし穴があります。
WiMAXには「WiMAX」と「WiMAX2+」の二種類があります。

■変更前
 WiMAX:最大40Mbps (転送量無制限)
 WiMAX2+:最大110Mbps (転送量 月間7GBまで無制限)

 ↓ ↓ ↓

■変更後
 WiMAX:最大13Mbps (転送量無制限)
 WiMAX2+:最大220Mbps (転送量 月間7GBまで無制限)

今回のWiMAX2+の高速化は、従来のWiMAXの無線バンドを使って
高速化するためWiMAXが40Mbps→13Mbpsへ低速化されてしまいます。

従来のWiMAXのメリットは、データ通信の転送量が無制限であるため
固定回線インターネットの代わりとしても使うことができました。


WiMAXの加入宣伝でも「固定回線の代わりに」という謳い文句も
使っていたことがありましたので、固定回線代わりに
契約した人にとっては、約束を破られる結果となってしまいます。

au側では、WiMAX2+への変更・機種変更を無料にする対応を
打ち出していますが、速度無制限までは引き継がれていません。

WiMAX2+変更後の2年間または、auスマートバリューmine加入など
特定の条件を満たせば転送量無制限で220Mbpsが使えるようですが
転送量よりも理論的な速度を前面に出していますので
他社との通信速度の競争に対向していることが丸出しです。


個人的にはLTEは通信速度重視、WiMAXは転送量重視という風に
役割を分けるのが理想的なのではないかと考えています。

過去にAndroidスマートフォンを使っていた時は
3G回線とWiMAXが両方使える機種でした。
WiMAXも1年半使ったことがありますが、若干電波が弱いけど
無線LAN代わりに使えるレベルだった記憶があります。

実用面でモバイル機器は30Mbps~50Mbps出れば十分であり
ダウンロード速度の理論値の数字ばかりが独り歩きしても無意味です。

WiMAX回線も持っているauですから、もっと独自の
こだわりと信念を持ってマーケットの戦略に挑んで欲しいところです。

| 雑談・日常生活::ネットからの話題 | 23:59 | コメント(0) |
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