鉄道模型で車輌を走行させているとレールと車輪のちょっとした接触不良で
発生するスパークにより、車輪や線路が黒く汚れて車輪へ電気が伝わりづらくなり
だんだんライトがチカチカしたりぎくしゃくした走りになってきます。
こうなってくると、車輪とレールの手入れが必要です。

普段は液体のレールクリーナー(有機溶剤)や1000番台のサンドペーパーを
使ってレールをピカピカに磨くのですが作業が面倒です。

これような面倒な作業をしたくない方や、レイアウトの規模が大きく手入れが
大変な場合は集電性向上剤「LOCO」を使ってみませんか。
このLOCOはアルケ社が開発し、製造しています。

集電性向上剤LOCOを購入したときの箱です。 箱を開けて中身をチェックすると、LOCOが入ったボトルと取扱説明書が入っています。
LOCOの入っているボトルはたいへん小さく、左に置いてある単3乾電池と比較すると一目瞭然です。単3型乾電池より一回り大きい大きさです。


(1)まずはフタを開けます。中の液体はボトルいっぱいに入っているので、こぼれないように注意してください。 (2)フタを開けました。ボトルにちょっと当たるだけで転倒してしまう事があるので気を付けてください。
(3)爪楊枝やピンセットなど細い棒でLOCOの液体を1滴取ります。液体の色は潤滑油が入っているので薄黄色になっています。 (4)車輪またはレールに塗布します。説明書では車輪への塗布を推奨していますが、レイアウトの規模が大きいときは数カ所のレールに塗布します。
(5)車両を走行させます。汚れが酷くてうまく走れないときは動力車を手で強引に動かすなど、レールと車輪にLOCOが浸透するようにします。 (6)レイアウトを10週程度走行すると、ほとんど走行不良の症状は改善され、常に安定した走行を実現できるようになりました。


 レールや車輪へ数滴の塗布でスパーク汚れを落として集電性を高める事が出来ました。まさに魔法の液体と言えるでしょう。それからしばらくの走行は全く問題なく走行しています。走行をやめてレールを拭き取ると大量のスパーク汚れが付着していました。しかし、LOCOを塗布してからはスパーク汚れがレールにこびり付かないため、走行不良に陥ることはほとんどありません。

 LOCOの主成分は揮発性の少ない潤滑油(一様火気厳禁)とのことで、潤滑油の浸透でスパークを発生しにくい環境になり、かつスパーク汚れもこびり付かないという効果に結びついたそうです。このLOCOは、広いレイアウトでのメンテナンス低減として最近普及してきています(私が所属していた高校の鉄道研究部で開催した鉄道模型運転会でも使用しました)。

 集電性向上剤「LOCO」の販売店はこちらのアルケ社の公式サイト「LOCO's ROOM」に販売店リストを公開されているのでそちらを参照してください。または直接アルケ社に申し込む事も可能です。こちらも詳しいことは「LOCO's ROOM」に公開されていますのでご覧下さい。

 この集電性向上剤「LOCO」の価格は2700円です。ちょっと高いのでは?と不満に思う方がいらっしゃると思いますが、妥当な価格と思います。LOCOの使用では数滴塗布のため1本(10ml)で6ヶ月以上分の量が入っているそうです。ただ、ボトルが小さく転倒しやすい点が欠点です(私も今までに二回ほど転倒させてしまった苦い経験があります。レイアウトの板にLOCOが染みこんでしまい救出不可能…)。しかし、有機溶剤を使わずに拭き取るだけでメンテナンスが終わってしまうので安全で簡単なところが最大の魅力です。鉄道模型を運転していらっしゃる方に強くお勧めしたいアイテムです。